笠森寺

昨日、小湊鐡道の写真を撮るついでに長南町にある『笠森寺』へ行ってきました。

笠森寺は、784(延暦3)年に最澄上人が楠の霊木で十一面観音菩薩を刻み、山上に安置して開基されたと伝えられる古刹で、通称「笠森観音」とも呼ばれています。

大岩の上に建つ観音堂は、1028(長元元)年に後一条天皇の勅願で建立、六十一本の柱で支えられた四方懸造は国内唯一の建築様式で、国の重要文化財に指定されています。

重機や搬入機器が無い時代に、このような建物を山中に建築した事に驚きと、この建築物の美しさに感心した次第です。

黒澤

笠森寺
〒297-0125 千葉県長生郡長南町笠森302