落語独演会に出かけました。

南総文化ホールで開催の、9年目を迎えた柳家家禄独演会に出かけました。

 

演目は講談をもとにした人情噺の「柳田格之進」。
端切れの良いエネルギッシュな語りを楽しみにしていましたが
すぐそこに武士や商人のドラマが見えるかのような語りに
すっかり心を奪われました。

 

噺に先立ち、ご自身の識字障害について講演がありました。
喋りを聞いて覚える落語は、すぐに頭に入るのに
字の読み書きが大変に苦手で
体調が悪い時などはさらに文字の識別がつらく
学校ではとても苦労なさったようでした。

 

「話す」と「書く」は、セットのように思っていたので
書くことのみにハンデがあるという場合もあるのだと、気づかされました。
一方で、素晴らしいパフォーマーンスを目の当たりにした後、
識字についてのくだりは、吹き飛んでしまいましたが!

 

 

日常を離れて楽しんだ一日でした。

安房住宅設備機器有限会社 山崎(事務担当)